「オフィス・トキ」 代表取締役 大塚時功氏
オフィスのレイアウトからOA機器のセレクト、セキュリティーさらには老朽化した店舗や改善にも取り組んでいる。大塚社長のアイディアが会社の繁栄に結びついている。
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スペースの有効活用、実用的なレイアウトが
企業繁栄のキーワードとなる
『有限会社オフィス・トキ』は、オフィスや店舗の環境を見直し、スペースの有効活用することで働く人たちのストレスをなくし、さらには作業効率をアップさせて繁栄に導く提案をし続けているトータルプロデュース企業だ。代表取締役の大塚時功さんは言う。
「大幅な変更を行うことがすべてではありません。たとえば、会議室の机をスケルトンタイプに変えてみる。そうすると資料や筆記具の忘れ物が減ったり、きれいに掃除するようになったり、働く人の意識も変わるものです。ましてや壁紙や床材を変えたり、最新型のOA機器に変えたりしたら即、モチベーションアップにつながります。でも誤解しないでください。私たちが一番に注目するのは、レイアウトなのです」。
デザイン重視のあまり、利便性の悪い店舗やオフィスが少なくない現在、最小限のレイアウト変更で生産性を上げることを念頭に置いているという大塚社長。昔からの人間の住まい方の知恵を取り入れ、風や空気、光などを運んでくる自然を生かした造りを重視し、顧客との認識のすり合わせを重ねてその場その場にふさわしい環境を作り上げていくのが、オフィス・トキのスタイルだ。
オフィスも店舗も現状に満足することなく、さらに良いモノ、良い導線、良いアイディアを求めて、環境に変化を加えて行くことが、今のような時代においては、企業繁栄を持続するポイントになりそうだ。
(ライター/深井みさわ)
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