ブームの最前線 2025

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スペシャリスト
家を失った方が前向きに生きていくために
生活困窮者に寄り添い、社会復帰を支援

1万人以上の
生活困窮者たちを支援


 路上生活中、失業、虐待、DV、ケガ、病気などが原因による生活困窮者や住宅確保要配慮者を支援する『NPO法人生活支援機構ALL』。DV被害や路上生活者、高齢者といった様々な背景を持つ人々が差別なく住居を確保し、社会復帰できるよう支援することを目的に、2013年に設立した。
 代表の坂本慎治さんは、「大丈夫、家さえあればなんとかなる」と、これまで1万人以上の生活に困窮している方の相談にのり、救いの手を差し伸べてきた大阪府指定の居住支援の第一人者だ。生活の基盤である住居の確保が難しく、人生に絶望した方の最後の頼りの綱としての役割を果たす。路上生活者や家賃滞納で退去を迫られたり、DV被害や虐待など様々な事情で住居の確保が必要な方は、面談後すぐに坂本さんの想いに賛同する不動産オーナーたちが坂本さんに管理を任せている物件に入居できる仕組み。室内には生活に必要な家具や家電、インスタント食品などが用意されており、生活を立て直せるようになっている。ただ住居を提供するだけでなく、入居後も定期的に訪問して生活の安定に向けた支援を行っている。さらに、生活保護の申請や生活保護・障がい者手帳、福祉サービス、専門機関の紹介などその方に適正な支援制度の案内や手続きの付き添い、生活必需品の無償提供、緊急時の食材提供なども行っており、困っている方の不安な心に寄り添った丁寧な支援を受けられる。しかし、現実には居住支援をしても生活保護費が入った途端に家賃を払わず夜逃げしてしまう方が後を絶たない。それでも支援をやめないのは、人生に絶望している方が住まいを得ることで立ち直り、前を向けるようになるからだという。
  生活困窮者への食料支援や生活保護相談、住宅支援の相談窓口など、坂本さんが行う活動は、地域メディアやニュース、テレビ放送などで度々取り上げられている。生活に困っている人達に訪問・相談、衣食住の確保を通じて、社会復帰へのサポートを行い、安定した生活を送ることができるようにアドバイスや情報提供を行う。生活に困っている方に対するきめ細かな支援を通して、偏見や差別のない社会の実現とすべての人が安心して暮らせる社会の実現に向けてサポートを続けていく。
(ライター/彩未)

NPO法人 生活支援機構ALL
TEL/0120-705-119 
Eメール/info@npo-all.jp
ホームページ 
http://www.npo-all.jp/

畜産動物排尿処理用の筒易型浄化槽発明
ODAを利用しフィリピンでの普及促す

有用微生物群EM菌利用
技術実習生が開発に協力


 有用微生物群Em菌を利用する「畜産動物の排尿処理方法」を開発し、日本と中国で特許を取得した『野口ファーム』の代表野口昭司さんが2024年に「筒易型浄化槽」を新に新たに開発し、日本で特許を取得した。野口さんは、「畜産動物の排尿処理方法」が豚の排尿処理に抜群の効果があることに着目し、筒易な処理装置を考案し実験を続けてきたが、実験中に茨城県から国が指定する浄化槽を設置するよう指導を受け、その建設費が5000万円と聞いて驚き、実験中の装置を浄化槽タイプに改良して茨城県に処理水の検査を依頼した結果、合格認定されたことから特許出願し、取得した。これに対し「筒易型浄化槽」は、バックホーで深さ1mの土を掘り下げ周囲に高さ1mの土手を築き、縦20m、横10m、深さ2mの第一槽と、第二槽の縦横10m、深さ2mのブールの原型ができる。これに曝気用のエアーポンプ3台を置く木造のステージと厚さ1・5㎜のポリエチレン製の防水シートの貼り付けと電気工事で完成する。建設費は370万円と国が指定の浄化槽に比べて10分の1以下だ。
 この装置の設置には二人のフィリピンの技術実習生が関わったことから、彼らの体験が今後大いに役立つとして、野口さんは、フィリピンの県庁クラスの機関の責任者に、開発途上国の開発を公的資金で支援する日本のODA政府開発援助を利用して「筒易型浄化槽」の普及に取り組むよう促すODAに係る提案書を送った。
「EM菌の効果的な利用方法は、私が開発した技術の中で最も大きなものです。EM菌は、現在世界中で利用されており、貴国におかれましてもその効力は認知されておられると存じます。実習を終了して帰国した技術実習生は、深い知識を有しております。ODAが適用された後には彼らが指導者として活躍することが期待されます」
 野口さんが提案書に記したエールだ。
「最近、茨城県と共同で実施した霞ヶ浦のアオコ除去の実験の過程で発生した画期的な技術的成果があります。すなわち、第二槽に沈殿した汚泥を第一槽に返送することにより、すべての汚泥が完全に消化されたことです。EM菌の効果で、EM菌の偉大さがわかります。一般の洗浄槽では大量に発生する余剰汚泥をセパレーターで分離していますが、その必要がなくなりました。これからも実験を続けて技術を確立していきます」
(ライター/斎藤紘)

野口ファーム
FAX/0299-92-3167

資本所得を家計に届ける、がコンセプトの
資産形成指南を行うセミナー

新NISAなどについて解説
初心者向け資産形成を伝授


「世の中に投資文化を広げる、資本所得を家計に届ける」
 銀行や証券会社のような組織には所属せずに、独立した立場から投資や資産運用のアドバイスをするIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)として存在感を高めている『株式会社Japan Business Brain』代表取締役の渡辺新語さんがこの事業理念の下で行う『株主の入口』と題したセミナーが好評だ。生活のための収入増や早い段階からの資産形成、老後の資金対策などへの関心の高まりを背景に、確定拠出年金(DC)や新NISA(少額投資非課税制度)などについてわかりやすく解説するのが支持される理由だ。
 例えば、確定拠出年金についてのセミナー。
「現在勤務中の会社で確定拠出年金に加入の方に向けて現在加入の銘柄の選び方、セカンドオピニオンなどをテーマに解説します。せっかく積み立てを行っていても将来もらえる額が大きく違う可能性もありますので、その場で無償で相談に乗ります」
 若い世代のNISA活用術のセミナーは「資産形成(運用)を直ぐにでも始めたいと考えているが、NISAや投資信託のこともよく分からない、YouTubeではどれもインデックスの説明ばかり、退職金制度もなく将来が不安、情報が多すぎてどうすれがよいのか迷っている、そんな初心者が抱えている不安を解消しつつ、自分に合った資産形成(運用)を学ぶことができるセミナーです」といった具合だ。
 2025年1月15日には東京で「Webでは教えてくれない資産形成の入口(初心者編)」をタイトルにしたセミナーを開催する。
「政府も後押しする貯蓄から投資をテーマに掲げ、新しい資本主義の具体策としてNISA、個人型確定拠出年金iDeCoの拡充を謳っています。特に『つみたてNISA』やインデックス系といった資産形成を多くの方々が始められているのではないでしょうか。確かに、NISAを利用して資産形成を始めることはとても良いと思いますが、肝心な運用先は本当に正しい選択だったのか、40代、50代、老後といった将来のゴールベースにあった資産形成とはどのようなものなのかを分かりやすくお教えいたします」
 中堅証券会社での20年超の勤務で培われた資産形成の専門知識と状況判断が説得力の源泉だ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 Japan Business Brain
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Eメール/support@kabunushi-iriguchi.com
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https://kabunushi-iriguchi.com/
金融商品仲介業者 登録番号 関東財務局長(金仲)第911号

直感や感性とAIを活かすマーケティング
理論で解決できない課題にアプローチ

学習コンテンツの発信や
セミナーを開催


『株式会社オーシャンホールディングス』代表の安部宥志さんが提唱する『Feeling(直感)Marketing』は、AIが不得意とする人間の直感や感性を活用した新しいマーケティング手法だ。AIの著しい進化に伴い、GPT4やGPTsが誰でも簡単に使え、あらゆる情報が手軽に手に入る時代が到来している。今後ますますAIが積極的に活用されていくことが予想されているが、すでにAIを取り入れ、業務の効率化に成功する企業が増えているのも事実だ。その一方で、日々変わる顧客のニーズや新しい顧客を効率的に獲得する方法、リードの質の改善、ビジネスのマンネリ化、利益を増やしたいなどの多様な悩みの解決が難しいと考える企業や経営者が増えている。数字や理論、分析、統計がすべてだった従来のマーケ ティング方法では解決が難しい、これらの課題に対し、人間にしかできない直感や感性を取り入れたアプローチで問題解決へと導くのが『Feeling(直感)Marketing』だ。2023年12月にロサンゼルスで初開催された経営者向けセミナーでは、受講した日系企業の経営者たちから大好評を得た。2024年4月には、沖縄のセミナーで日本国内の経営者に向けてセミナーも行った。実際に『Feeling(直感)Marketing』の導入を進める企業が 続々と増えており、多くの企業が売上向上や集客増加を実現している
 安部さんは、大学卒業後、大手企業の営業職に就職し、7年連続でトップセールス記録を樹立するなど大成功を収めた。しかし、2008年に独立してからは、起業して2度の破綻を経験。その原因が自身の見えない内側の部分にあったこと、事業の成功にはセールスとマーケティング力をバランスよく身につけることと独自化が大切であることを学び、その学びを活かした独自のメソッド『Feeling(直感)Marketing』を提唱した。
 現在、安部さんは、マーケター、セールス&マーケティングコンサルタントやオンラインアカデミー、インターネット広告事業など幅広く手がけている。今後も学習コンテンツやセミナーの開催などを通して、『Feeling(直感) Marketing』を日本国内に広め、さらなる日本のビジネスの発展に繋げていきたいと考えている。
(ライター/彩未)

株式会社 オーシャンホールディングス
TEL/03-6823-8710 
Eメール/contact@feelingmktg.com
ホームページ 
https://feelingmktg.com/

ロ女性集客のために空間ブランディング
繁盛店を生んだプロが著書で秘訣を伝授

新たなマーケティング戦略
女性視点の空間演出に特長


 空間ブランディングという独自のメソッドで数百店舗を繁盛店に変えてきた経験を持つ『LEE PLANNING&dragon factory』代表でインテリデザイナーの三好里香さんが、2024年11月著書「女性集客のプロが教える。人気店の空間ブランディング」を刊行した。お金で買えない顧客の信頼性を得て、結果欲しいクラスの顧客が相手から自然と集まってくるような、地域でオンリーワンでナンバーワンになる、これまでにない秘策を知ることができる店舗オーナー必読の一冊だ。
 著書は「自然とお客様が寄ってくる空間ブランディングとは」「空間診断テストでわかる顧客の空間支持率」「女性市場を勝ち抜く戦略 女性視点マーケティング」「魂のビジュアルブランディング―足りないのはコンセプトだった!」「誰でも心地いいをつくれる黄金メソッド」の5章から成り、商品やサービスだけでなく、空間への投資で効率よく業績アップを狙える方法を種明かししている。全消費の8割を握っているといわれる女性を味方につけ、戦わずして長く勝ち続ける店をつくる方法を実例をまじえながら、具体的に解説したものだ。 
「男性はロジックとスペックで、女性は感性と共感でモノを買うという。女性客は、空間演出にセンスがない店舗は、オーナーのホスピタリティもゼロだと手厳しい評価をし、二度とリピートしないのです。オープンして約半年で半分の店が潰れていくという厳しい現実のほとんどがコンセプトがない事が原因であり、女性心に刺さるぶれないコンセプトメイクと女性視点での空間演出、これが長く愛される繁盛店の必須条件なのです」
 三好さんはこれまで数百店舗をデザイン、プロデュースし繁盛点に変えてきたが、「心に効く心地いい空間づくり」といった「インテリアセラピー」と視覚や購買心理に訴えかける空間演出「VMDビジュアルマーチャンダイジング」を掛け合わせた独自の集客メソッドで、大きな成果を出してきた。
 女性向け商品やサービス市場が拡大傾向の時代、三好さんの空間ブランディングコンサルティングは、従来のインテリアデザインとは異なるマーケティング戦略として商業界に新たな地平を拓いていく大きな可能性を秘める。
(ライター/斎藤紘)

LEE PLANNING & dragon factory
TEL/087-884-5052 
Eメール/leelee_dragon@yahoo.co.jp

未来を体感するパーソナルオーダー服で
顧客を魅了

環境に配慮した服作り
「土に還るお洋服」で革命を!


 1999年創業オーダーメイド子供服ブランドとして小さなアトリエから出発し、今やメンズ、レディース、キッズのオーダースーツ、フルオーダーメイド服の会社として注目度を高めている『株式会社レトル』代表取締役の冨田圭衣子さんだ。若くして離婚を経験し、仕事や育児など様々な問題に直面しながらも、絶対に子どもと自分を幸せにすると固く決意しながら、オーダーメイドの洋服作りに取り組んできた努力が多くのクライアントに喜びをもたらしている。冨田さんに大きな転機が訪れたのは2019年。仕事で忙しすぎる自分に対し、反抗心を抱き、フレンチシェフを目指して渡仏を計画しながらコロナ禍で断念した娘の流令(るの)さんが、冨田さんと同じ夢に向かって歩み始めたことだ。流令さんはその時20歳、当時のことをこう話す。
「夢を失い、どん底を味わったときに初めて気づいたのです。母がどんな想いで、どれほどの覚悟で、自分たちを育ててきてくれたのかということに。このブランドを通して母から娘に、娘から母へと想いが繋がれたとき、新たな挑戦が始まりました」
 目の前の人の夢を叶えるオーダーメイドスーツ。冨田さんがスーツ作りに情熱を注ぐのは、ビジネスマンにとって魅力的で信頼を与える第一印象を最大限に発揮できる洋服はスーツだと認識しているからだ。
「スーツスタイルは外見、内面を変える力を持っています。その力こそ自信です。その自信を与えられるテーラーは、心の感覚で物事を受け止めなくてはなりません。お客様の夢の実現時に相応しいスタイルを具体的にイメージしてデザインに落とします」
 また、夢を叶えるステージである地球に配慮したサステナブルな社会づくりを念頭に、アパレル業界として環境を考える取り組み「土に還るお洋服」作りが挑戦の一つ。
「環境活動における理念として、オーダーメイドを特化することで、ものづくりにおける産業廃棄物問題への省エネ化、効率化を実現する新製品や新サービスの開発及び提案に取り組んでいます。さらに、環境負荷を軽減するために、各プロセスにおいて山づくりボランティアや地域産業興しへの取り組に力を注いでいます。日本の偉大なる前衛的な芸術家で知られるオノヨーコの名言にこんなものがあります。〝ひとりで見る夢はただの夢に過ぎないが、みんなで見る夢は現実〟というものです。当社だけでは叶えられない夢も、皆様のお力を借り、一緒に夢をカタチにするチャレンジをして参ります」
 冨田さんは、国内だけでなく、海外にも活躍の場を広げている。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 レトル
TEL/052-908-2077 
Eメール/info@retoru.com
ホームページ
https://retoru.com/
名古屋店舗:金山店/東京アトリエ:港区

再生医療用細胞製造の培地開発に使命感
450超の保有培地処方を受託開発に活用

製薬会社での経験を生かす
安全性高く効果がある製品


「夢の医療と言われる再生医療をもっと身近なものにしたい」
『ソラリスバイオ株式会社』代表取締役の石川格靖さんが、再生医療を行うための細胞製造で使用される培地などの液剤を研究開発し、その製造販売を手がける事業を始めた動機だ。大学院の博士課程で合成生物学を学び、就職したロート製薬で再生医療に関わる培地開発や製造管理、薬理評価に従事した経験が事業の推進力だ。
「培地とは微生物や細胞の培養のために用いる、養分などを含む液状や固形の物質のことで、再生医療を実現するためには良い培地が必要であり、それを提供していくことを使命としています。当社の培地は、血清など生体由来原料を用いる培地処方と異なり、狙った変化を与えやすい、処方設計の自由度が高い、実験再現性が高いといったメリットがある動物原料を含まない培地に特長があります」
 販売するのは、独自開発の基礎培地を使用し、高い増殖性能を持つ「増殖用培地」、無血清培養系を最適化し、拡大培養成績を改善する「細胞剥離剤」、培養細胞を凍結保存する時の細胞障害を抑制する「凍結保存液」、組織からヒト間葉系幹細胞(MSC)を効率よく分離することを可能にする「コラゲナーゼ溶液」など製薬会社や新薬の開発を手掛けているベンチャー、病院などで必要とする製品で、安全性が高く効果があり、コストパフォーマンスに優れたものだ。
 同社は、顧客のニーズに合わせた受託開発も行う。
「市販の培地ではうまく培養できないような特徴的な細胞や大量培養設備に合わせた培地開発などを行うことができます。当社には450以上の培地処方がありますので、培地開発の流れとしては、まずは当社の培地処方の中で最もニーズに合っているものを探し、最もニーズに適した培地になるように修正を検討して、オリジナルの新しい培地を作っていきます。細胞側の特性解析をし、MSCの表面抗原を確認したり、分化能を確認したりします。その上で、培地の製造方法の検討や安定性評価を行います。処方開発は早いものでは2ヵ月で完了できた実績もあります」
 同社は2023年に設立された少数精鋭の若い会社だが、業務遂行のスピード感と要望に素早く対応するフットワークの軽さ、柔軟性が強みだ。(ライター/斎藤紘)

ソラリスバイオ 株式会社
TEL/0774-51-5439 
Eメール/ishikawa@solallisbio.com
ホームページ 
https://solallisbio.com/

司法書士として未来信託の普及に注力
作家として専門書や小説に情熱を傾注

未来信託のメリットを強調
南北朝時代の歴史小説刊行


 民法の制度である「相続」や「後見」によるのではなく、信託法を根拠法とする資産承継、管理の方法である「未来信託」の普及に力を入れる傍ら、作家として専門書や小説の執筆にも情熱を注いでいるのが司法書士の河合保弘さんだ。1993年に司法書士になって以来、法的紛争を未然に防ぐ予防法務やリスクマネージメントの専門家として活動してきたが、予防法務の一環として先駆的に取り組んできたのが「未来信託」だ。
「未来信託」は、財産を所有している人が委託者となり、信頼できる親族などの受託者に、信託契約で財産を管理・運営してもらう仕組みだ。そのメリットについての河合さんの解説は明確だ。
「2019年の民法改正以後、不動産に関しては、遺言があっても遺言で指定されている以外の相続人が先に登記をしてしまうと、遺言で指定された人が負けてしまうという早い者勝ち制度となってしまいました。その点、『未来信託』は本人が元気な間に、先に登記がされますので、早い者勝ち問題は回避できます。また、相続には遺留分という制度があり、親不孝な相続人にも一定の相続財産に対する請求が可能となってしまいます。未来信託は遺留分対策としての効果もあります。さらに、遺言では、自分の財産の相続先は自分の次の代までは指定できますが、未来信託を使えば、自分の死後の受益者を妻、妻死後の受益者を自分側の親族などと指定することで、まさに自分の想い通りに引き継ぐことができます。中小企業のオーナー社長が認知症などによって意思表示ができなくなった場合でも、本人がお元気な間に未来信託を用いれば、会社の危機の際には自動的に妻や後継者などの親族が自社株の議決権を行使できるようになる仕組みを構築しておくことができるのです」 
 一方、作家として河合さんは、2004年に「会社の継ぎかたつぶしかた」を刊行したのを手始めに、「家族信託活用マニュアル」など専門書25冊と「カイザリンSAKURA~最後の女性天皇を巡るファンタジー~」など小説10冊を刊行、加えて2024年7月には、後醍醐天皇と足利尊氏の対立などが注目される南北朝時代に平和的統合を目指し続けた北朝側の二条家などに焦点を合わせた歴史小説「南北朝異聞 碧鏡」を刊行するなど、執筆意欲は募る一方のようだ。
(ライター/斎藤紘)

作家・司法書士 河合保弘
TEL/03-6884-7374 
Eメール/kawai@yotsu8.com
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