カプラ200~カプラ・ベーシックセット~
(200ピース入り) 9,975円(税込)
他にも色つきや、大人数用、ギフトセットなどがあり。
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シンプルさが逆に想像力を刺激する
可能性は無限大の〝魔法の板〟
子どもの感受性を豊かにし、知能を育てると謳うアイテムは店先に多すぎるほど並んで
おり、何を選べばよいか悩む人は多いだろう。そこでおすすめなのが一番「シンプル」な
もの。
計算されつくした単純さが子どものみならず、大人の想像力もかきたててくれるのだ。
一見、ただの細長い白木の板。この大人の手のひらにのるほどの素朴な木の造形ブロック『カプラ』が、本国フランスでは〝最もペダゴジックなトイ=人間形成に役立つ玩具〟として文部省から推薦されるほどのものなのだ。
厚さ1:横3:縦15とすべて正確に同じ比率によって仕上げられ、ニスや防腐剤の加工もしておらず軽くて安全。この板を積み上げたり、組み合わせたりすることによって、どんな形でも作り出せるので「魔法の板」とよばれている。ひたすらに積み上げていくと、なんと18mの高さまで達するという精巧さだ。動物や建物、大きな街並とあらゆる造形物に変身する『カプラ』。完成形を想像すると右脳が、完成までの過程を計算すると左脳が活性化され、触れているうちに自然とバランス感覚や想像力が身につくといわれ、フランスの幼稚園、保育園、小学校など教育現場に必ず備えられているという。崩れるときには「カッシャーン」と爽快な音が鳴り響き、気持ちよい。そのシンプルさが無限に広がる想像力を刺激し、子どもから大人まで、さらには建築家やアーティストにも人気なのだ。
1970年、美術家であったトム・ブリューゲン氏が廃墟の農家を改築するときに、同じ大きさの木片ブロックを組み立て、屋敷の模型をつくったことが『カプラ』誕生のきっかけ。それから約15年の月日をかけて、農家を改築しながら研究を重ね、1988年についに完成した。今では世界中でおもちゃの賞を受賞するほどポピュラーな玩具に成長した。日本でも1988年に『グッドトイ賞』を受賞している。
自分のイマジネーションが形となって現れる喜びを、子どものうちから体験させてあげることができる〝魔法の板〟。ギフトにも最適だ。
(ライター/奈須美子)
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