かかりつけの病院と同様に、困ったときに相談できるかかりつけの薬局があると心強い。
『てしま薬局』は、岡山県真庭市に直営7店舗を構える地域密着型の薬局だ。
いつも変わらぬ安心の存在感で、家族の暮らしを支えている。
『てしま薬局』は、漢方・医薬品から生活用品まで、さまざまな商品を取りそろえている「町の薬屋さん」だ。1993年の創業以来18年目を迎えるが、この間に地域のニーズに応え、着実に店舗網を広げてきた。
薬局を経営する父親の背中を見て開業したという社長の手島靖氏の経営理念は「まず話を聞く。耳で聞き、心で聞き、分からないときは言葉で聞く」というもの。つねにお客さまに気を配り、家族のように相談に乗る姿勢が好評だ。大型チェーンのドラッグストアが増加する現代には例の少ない、昔ながらの薬局の良さがここには残っている。
『てしま薬局』は、漢方相談から処方、アフターフォローまでを請け負う、漢方のスペシャリストがいる薬局としても評判が高い。漢方は自然治癒力を高め、人間が本来持つ生命力を引き出すという特徴がある。それだけに一人ひとりの症状に合わせた処方が必要となるが、『てしま薬局』なら実績が豊富だ。豊富な知識と経験を備えた薬剤師が時間をかけてじっくりとカウンセリングを行い、声の高さや表情からも症状を判別する。そして、対症療法的に病気を治すのではなく、身体そのものを治癒していくという考え方で、患者に最も適した薬を提供する。男女年齢の別を問わず、たくさんの人が相談に来るというのにも納得がいく。「なんとなく気分がすぐれない」といったように、体調に不安のある人は、一度訪問してみるといいだろう。
手島社長は地域の薬剤師会をリードする存在でもあり、薬剤師会を通じて心身健康のセミナーや講演会、イベントを開くなど、若い人たちを含むコミュニティー形成にも取り組んでいる。地域に愛され、地域社会に貢献する薬局としても注目されている。
(ライター/大原一宮)