産後リハビリはもはや常識
フランス式リハビリで、ママの心とプロポーションをケア
出産後、ママもパパも関心の的はベビー。その可愛さを目の前にすれば当然だが心配なのはママの身体だ。出産後、「風邪を引きやすくなった」「腰痛がひどくなった」「精神的に落ち込みやすくなった」など、体調不良に悩まされる声は意外と多い。ところが、乳児検診は行われても母体検診はないためママの体調管理は忘れられがちになる。
そんな中、新たな提案をするのが『産後リハビリサロン シルエット』のオーナー国陶三省(くにすえ みつみ)さん。フランス人のご主人との間に3人のお子さんがいらっしゃるママでもある。第一子の出産後、体調を崩し、悩んでいたところフランスの義母から「なぜ産後リハビリを受けないのか!?」と勧められ初めて体験。その効果を実感したという。
実際、産後の母体は骨盤が広がり、腹筋力も落ち、自分が思っている以上にガタガタの状態。体重が元に戻らないとダイエットを始めるママもいるが、無理なダイエットは身体にとって危険な行為でもある。まずは骨盤のリハビリから始めるのが良いとのこと。その後、プロポーションを戻す腹筋のリハビリも行いながら、少しずつ回復させていくのがベスト。
『産後リハビリサロン シルエット』では、まず骨盤の状態をチェック。骨盤は複数の骨と筋肉、じん帯によって形成されているが、妊娠期間中にこれらは歪み、筋肉も緩んでいるため産後、頻尿、尿漏れ、腰の冷え、内臓の下垂といった症状が起こりやすい。そこで「PBトレーナー」を使って筋力アップ。これは自力では難しい骨盤内部の筋力をトレーニングできるのだが、座っているだけでOKという画期的マシンだ。さらに家事をしながらでも簡単にできる筋力アップのエクササイズも指導してくれるので相乗効果も期待できる。
リハビリ後は、ゆっくりとハーブティーを飲みながらリラックスできるので、育児中のしばしのリラックスタイムになりそうだ。また、子どもを預けるところがないというママでも安心の託児ルーム付き(別料金)というのもありがたい。
育児は健康な身体があってこそ。ついに日本にも産後ケアが当たり前の時代がやってきた。
(ライター/佐藤香織)
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