井形慶子 イギリス
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自分にできる恩返し

 不安定な世の中といわれる現代は、人とコミュニケーションをとること自体、苦手になっています。多くの人が自暴自棄になり、他人に頼る癖がついているのかもしれません。そして人の意見を大事に聞き入れることができない人も多いように思います。
 洗濯機も冷蔵庫も満足にない時代は、我が子も近所の子どもも周りの大人たちが叱咤激励しながら支え合い、育ててきました。私は、お年寄りに対して恩返しがしたい、という思いからボランティア活動をしていますが、共に過ごしていると、そうした時代に生きた皆様から失ってはいけない『愛』をいただいている気がします。叱る時は叱る。昔の人のあり方はまるで『アンティーク魂』のようで、有り難く頂戴しています。そんな高齢者の皆さんとともに共生し、介護することが自分にできる恩返しなのではないかと思っています。
 最近「二番せんじ」という言葉がいい響きに聞こえてきます。
 二番せんじが三番せんじとなって、四番せんじとなる、それはより良いものへと進化しているように思うのです。見た目が美しく、衛生的にも良いといわれたほうろうが廃れ、汚れや衝撃に強い無機質なステンレスが生まれてきたように。先人が築き上げた文化や品々は、何が間違いか分からないほど溢れ出し続ける情報社会にふさわしくないのかもしれません。でも、そうして廃れていく文化や雑貨たちはどこにいってしまうのだろうと、アンティークを見ていると思うことがあります。
 また、子どもとともに過ごす時間が激減している現代の家族は、良い意味でも悪い意味でも親が見本となって子どもと接することができない世の中です。
 子育てを通しても思うことは、たとえば自分らしく普通に生きること。嫌われても世のため、人のため、強いては自分が強くなるための一歩が、できにくい社会になってきています。隣人に何が起きているのか分からないという殺伐とした現代、親子関係も希薄になっているのではと警鐘を鳴らしています。母親でも外に出て働かなければいけない色々な事情を各家庭で抱えているかもしれません。それでも子どもが学校から『ただいま』と帰宅したら『おかえり』と、その日にあった嬉しかったこと、辛かったことを、一番に聞いてあげる、それが母としてできることではないかと思うのです。
 実際、家事、仕事、ボランティアと忙しく過ごしていますが、親となったことで大きな心の財産、利益を得られたと実感しています。
 何の努力もせず、他人が努力したことによって得られる産物を僻むのではなく、社会と接して働くことで自分に足りないことを多く知り、短所をコツコツと削り、他人様の素敵な行いを学び取る、それが自分磨きなのだと思っています。
 ある日、車椅子の障害者たちが働く施設があることを知りました。車椅子の女性に話しかけて、大きな感動をしました。
 北海道の地でみんなが手作業でお菓子や雑貨を作って売っているんですが、そのお菓子や雑貨たちは、見る者を真心で包んでくれると思いました。誰かに安易に支えてもらおうと考えず、自ら地に落ちる覚悟で挑むことも必要なんだと気づかされました。そして、自ら聞いて動くことの大切さも、自らアクションを起こし、声をかけて動く事で人生が楽しく輝いていくんだと改めて感じました。
 どんな事があっても、声を発していく事が未来を輝かせる何かの一助にはなると思っております。
 動物や虫と違って語り合える、話し合える口がついているのだから。せっかくある口を有効に使い、気持ちを発信していくのが人間として生まれた使命です。重大な問題も小さな問題も口で発信していかなければ前に進みません。心配してくれる両親をも忘れて自殺する人を見ていると、この事が敗因になっていると思います。心身の病気がストレスになり、自分が上手くできない事を逆恨みや、八つ当たりになるのではなく。言わなくとも分かってもらおうなど甘い気持ちで生きていては誰も気が付きませんし助けてはくれません。
 支え合うということと、頼って任せっきり、ということは真逆の行為です。大勢の人とディスカッションをし、社会経験を積み、成長できるチャンスを見過ごさない。これまでの実体験も大切にしながら、全てに前向きに楽しく実行していくことが私の恩返しなのです。
 
畠山章子
 
風水と色彩心理学を取り入れ
家族にふさわしい建築を

 『株式会社 ゆう設計アトリエ』では風水と色彩心理学を建築設計に取り入れ、住む人と住環境の相関を意識した建築設計を行う。代表の三宮健司氏は独立して間もなく、裏付けのある理論で風水を設計に取り入れていた風水環境科学研究所と出会い、そこに4年間在籍して風水の理論を取り入れたのだという。三宮氏によれば風水とは「環境が人の心や行動に与える影響を研究した科学です。実際その影響はとても大きいです。とはいえ、あくまで住む人にとって最適な状況に環境を整えるもの」だという。風水に色彩心理学も取り入れ、「色や形、家の間取りで人間の脳の働きがどう変わり、どんな心理になるかを学びました。その影響を考慮した上で、そこで暮らす一人ひとりに合った間取りや空間をご提案しています」と語る。
 また、三宮代表はリフォームや耐震補強にも力を入れており、「リフォームでも安心で住みやすく居心地のよい住まいにすることができます。構造補強の提案も含め現在及びこれからの生活にふさわしい改修プランをご提案します。様々な思い入れや、そこで過ごした記憶が沢山つまっている建物をリフォームすることで、記憶はそのままに快適な空間にすることができます。また、中古物件を安く購入し、自分好みの家に造り変えるのもおすすめです。新築する場合に比べて、リフォームの場合は工事内容を限定でき、予算を最小限に抑えることができます。その分、日々の生活を豊かで楽しいものにすることに使ってみてはどうでしょうか」と提案する。さらに、個々人の個性に応じた物や空間の整理を行うライフオーガナイザーの資格をもち、今現在の住まいを快適に過ごすためのアドバイスや実務も行っている。
(ライター/本名広男)
 
株式会社 ゆう設計アトリエ
TEL/0422-45-2236 FAX/0422-45-2237 Eメール/info@you-dream.jp
 
ホームページ http://www.you-dream.jp/
着心地がよく、ありそうでなかったデザイン
和と洋が融合した新しいロリータ服

 フリルを多用しウエストから大きく広がるAラインが美しいスカート、歌舞伎衣装をイメージした独特の黒地に赤スティッチや古布を解いた着物をポイントに使ったデザインなど、洋と和の両方からアプローチしたロリータ服を制作するのが『ネヂママ maria 540801』。2002年のブランドスタートから、現在では展覧会や写真とのコラボ、デザインフェスタへの参加、ファッションショー、雑誌への掲載、委託販売、百貨店イベント販売、また年に一度小倉では、個展も開き活動の幅を広げている。
 そんな『ネヂママ』のインスピレーションの根源は、亡き娘さんである「ネヂ」。最初はネヂにせがまれて制作していたロリータ服を、デザイン・着心地ともに徐々に進化させアイテムを増やし、ブランドとして成長させてきた。2004年にネヂが亡くなった後は、その遺志を引き継ぎ、「ネヂに似合いそうな服」「着やすいロリータ服」をテーマにブランド制作を続けている。ネヂとともに通っていたライブハウスに似合う服、というのもテーマのひとつだ。
 『ネヂママ』の人気の秘密は、デザインもさることながら、そのしっかりとした縫製と着心地の良さ。脇の部分がゴムで調整できるようになっていたり、パニエなしでも程よく膨らむようデザインが工夫されていたりと、着やすさにこだわっている。三つ巻きフリル・ラッセルレース使いに代表される洋風の「nedimama maria 540801」通常ラインと、〝和〟とロリータを融合させた全く新しい洋服を提案する「Japanism line」の二つの種類を展開。誰も着ていないお洋服を身にまとって、日常はもちろん、お茶会やイベントでも注目を浴びませんか?
(ライター/奈須美子)
 
ネヂママ maria 540801
TEL/045-367-7356 FAX/045-367-7356 Eメール/maria540801@gmail.com
 
ホームページ http://www.geocities.jp/nedimama/
産後リハビリはもはや常識
フランス式リハビリで、ママの心とプロポーションをケア

 出産後、ママもパパも関心の的はベビー。その可愛さを目の前にすれば当然だが心配なのはママの身体だ。出産後、「風邪を引きやすくなった」「腰痛がひどくなった」「精神的に落ち込みやすくなった」など、体調不良に悩まされる声は意外と多い。ところが、乳児検診は行われても母体検診はないためママの体調管理は忘れられがちになる。
 そんな中、新たな提案をするのが『産後リハビリサロン シルエット』のオーナー国陶三省(くにすえ みつみ)さん。フランス人のご主人との間に3人のお子さんがいらっしゃるママでもある。第一子の出産後、体調を崩し、悩んでいたところフランスの義母から「なぜ産後リハビリを受けないのか!?」と勧められ初めて体験。その効果を実感したという。
 実際、産後の母体は骨盤が広がり、腹筋力も落ち、自分が思っている以上にガタガタの状態。体重が元に戻らないとダイエットを始めるママもいるが、無理なダイエットは身体にとって危険な行為でもある。まずは骨盤のリハビリから始めるのが良いとのこと。その後、プロポーションを戻す腹筋のリハビリも行いながら、少しずつ回復させていくのがベスト。
 『産後リハビリサロン シルエット』では、まず骨盤の状態をチェック。骨盤は複数の骨と筋肉、じん帯によって形成されているが、妊娠期間中にこれらは歪み、筋肉も緩んでいるため産後、頻尿、尿漏れ、腰の冷え、内臓の下垂といった症状が起こりやすい。そこで「PBトレーナー」を使って筋力アップ。これは自力では難しい骨盤内部の筋力をトレーニングできるのだが、座っているだけでOKという画期的マシンだ。さらに家事をしながらでも簡単にできる筋力アップのエクササイズも指導してくれるので相乗効果も期待できる。
 リハビリ後は、ゆっくりとハーブティーを飲みながらリラックスできるので、育児中のしばしのリラックスタイムになりそうだ。また、子どもを預けるところがないというママでも安心の託児ルーム付き(別料金)というのもありがたい。
 育児は健康な身体があってこそ。ついに日本にも産後ケアが当たり前の時代がやってきた。
(ライター/佐藤香織)
 
産後リハビリサロン シルエット
TEL/03-6272-5477(完全予約制) FAX/03-6272-5509
 
ホームページ http://www.salonsilhouette.jp/
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