『リペッツバック』は、ゴミ袋、レジ袋、バッグなどに。
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ペットボトルから生まれ変わる"エコ袋"
マテリアルリサイクル導入で、CO2排出量を削減!
地球温暖化を止めるために何かしなければ、と大それたことを考え過ぎていないだろうか。あなたが既に毎日しているペットボトルのリサイクル、これを一歩進めた仕組みがある。
私たちにとって最も身近で、すぐに取り組める「エコ」な活動、それはペットボトルのリサイクル。再利用しやすい作りで、回収ボックスも普及しているため、普通に生活する中で広く習慣化してきており、望ましい傾向といえよう。ここで考えてみる。さらに、ペットボトルを製造する素材そのものが、より環境に配慮したものになったら。そして様々な製品に応用できたら。それをカタチにしたのが、「丸真化学工業」の開発した新素材『RePET's』である。そして、そこから『リペッツパック』が生まれた。
ペットボトルを回収し、リサイクル業者が異物除去をして粉砕・洗浄・乾燥などの工程を経る。そして、ボトルを約8㎜角に裁断したフレークや、フレークを加熱溶融して粒状にしたペレットに。これを成形加工して、『リペッツパック』を製造するのだ。それがゴミ袋やレジ袋、バッグといったアイテムになる。
このリサイクルシステムを導入することで、通常のポリ袋に比べると地球温暖化ガス(CO2)排出量を約15%削減することができるのである。さらに、密閉するとイヤなニオイをシャットアウト。ポリ袋に比べて強くて丈夫という使いやすさもうれしい。手提げ付きのショッピングバックも、様々な用途に対応するので、活用したいところ。ペットボトルから、人と地球に優しいエコ袋『リペッツパック』を生み出すマテリアルリサイクルを取り入れて、また一歩、私たちのエコ生活を前進させよう。
(ライター/中村美奈子)
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