ヒットの予感！ 2010年度版

　「長く安心して住まうことのできる住宅」は、誰しもの願い。しかし、住宅のハード、ソフト両面においてこれを阻む問題は山積している。たとえば不動産の問題。賢く土地や不動産を選ばないと後々損をすることにも。また、住宅の耐久性だが、日本の住宅における平均建て替え年数は26年。住宅ローンの最長年数である35年にも満たない短い年数である。さらに資金計画の面でもローンプランの選択によって驚くほど大きな差が生じることも。住む人の家族構成や家族関係も大いに影響する。
　これらをどのように解決して、理想の住まいづくりを実現させるのかを分かりやすく示した本が、『親子２世代でつくる３世代同居の家』。amazonで「住宅建築・家づくり」「アート・建築・デザイン」「住まいと家族」「住まい・インテリア」「実用・スポーツ・ホビー」「暮らし・健康・子育て」など各部門それぞれの１位を独占。本の総合ランキングでも堂々２位に輝くなど、話題沸騰中の同書。マスコミに10回以上も取り上げられ、渋谷の書店でのトークショー＆サイン会では、過去最高の売り上げを達成。大きな反響をよんでいる。
　（財）日本世論調査会が昨年９月に実施した「望ましい家族構成は」の調査によると、３世代同居など大家族を希望する人が６割近くに及ぶ。このデータが示すように、時代は核家族志向から、大家族志向へと大きくシフトしつつある。経済的な問題ももちろんあるだろうが、それだけではなくこれまでの核家族の形態では、介護や子育てなどの諸問題を抱えきれない実態が浮き彫りとなり、改めて家族自体のあり方、住まいのあり方を見直す動きが活発化している。しかし、大家族だからこそのトラブルもある。同書では、自らも４世代９人家族で奮闘する著者が、嫁・姑問題や子育て、上手にまとめる家族会議のコツなど、あらゆる側面から３世代の家族を支える家づくりの秘訣を大公開。また、家族みんなが安心して暮らせる耐久性のある長持ちする家の重要性や失敗しない資金計画のノウハウを独自の観点から提案。これから家づくりを始める人やリフォームを計画中の人にはうってつけの一冊だ。この本の著者こそ、一級建築士からファイナンシャルプランナーまでの資格を有し、住宅建築全般のエキスパートとして活躍する『玉川工務店』代表の玉川光昭氏。同社は、福島県の相双地域を主な拠点とし、地域密着型の頼れる工務店として厚い信頼を寄せられている。「住み継ぐ家づくり」を理念とし、前述の『長く安心して住める住宅づくり』を徹底追及する姿勢が評価されて、昨年「主婦が選ぶ優良工務店」として全国表彰されるなど、高い実績を誇っている。「家づくりは社会哲学である」という思いを胸に、施工者としてただ単に住宅を提供するだけでなく、購入者の視点に立った家づくりには定評が。設計や施工の技術面、材料についても絶対の自信を持ち、棟梁の厳しい統率のもとで熟練した職人たちが伝統技術や新しい技術のそれぞれのいいところを織り交ぜながら、一つひとつ丁寧に仕上げている。設計もCADによる図面作成、CGを利用した３次元パース等はもちろん、お客様に分かりやすいように手書きスケッチや原寸図も利用しながら細部にいたるまで施工主の要望を最大限に実現できるよう高い技術で対応。クロスやカーテンの選定、左官材、家具の内装にはインテリアコーディネイター、バリアフリーなどの相談には福祉住環境コーディネイターなど専門のスペシャリストが徹底サポートしてくれるのも大きな魅力だ。工事現場見学会や完成現場見学会なども積極的に開催している。一方で注目を集めるのが、資金計画セミナーをはじめ、土地、間取り、耐震、省エネなどの同社が企画した各種セミナー。具体的な数字や事例をもとに詳しく説明してくれるセミナーは、知らないと損をするお得な情報が満載で、毎回大盛況の人気ぶり。理想のマイホームを手に入れるための第一歩は、そのノウハウを学ぶことから。セミナーの情報は随時ホームページなどで告知されるので、ぜひ気軽に問い合わせてみてほしい。必ずや成功する家づくりへと導いてくれるはずだ。（ライター／石崎緑子）