手厚いサービスと、低料金、迅速で正確な業務が『外崎運送』のウリ!
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感謝と信頼で結ばれた地域住民との絆
地域で最も頼りにされる人気の運送会社
青森県を代表する運送会社として活躍する「外崎運輸」。地域住民に慕われることでも知られ、同社の歩みとサービス内容、支持される理由について話を伺った。
青森県五所川原市。スイカやメロンの産地として知られる豊かな自然に囲まれた町を、今日も「外崎運輸」の軽トラックが巡回する。「今日は荷物あるからお願い! 隣もあるみたいよ」「ほら、スイカ美味しいところ持ってって」など軒先から沢山の声がかかり、その度に軽トラックから威勢のいい返事が響き渡る。今では地域にすっかり溶け込み、まるで親戚のような、いやそれ以上の親しい関係を築いている『外崎運輸』だが、創業当時は、ライバル会社の高いシェア率に苦しみ、手作りのチラシを作って自転車で1軒1軒の家に配るなど、地道な営業活動をしながらひたすら受注を待つ日々が続いていたそうだ。「もともと五所川原市では、農家のお年寄りが荷車に特産物であるスイカやメロンを載せて遠くの宅配便を扱う店まで運んでいくのが一般的なスタイルだったんです。しかし、そうした光景をまじまじと見ていると、炎天下をお年寄りが重い荷物を難儀そうに運ぶ姿や、老眼鏡をかけないと細かい伝票の字を書いたり読んだりできない苦労などが見えてきたんです」と代表の外崎さんは振り返る。そして、まずは損得勘定ぬきにして、地域貢献にもつながるようなお客様第一主義のサービスからはじめよう、と一念発起。「一個でも半分でもご自宅まで伺います」をスローガンに、集荷以外に荷造りや伝票記入を代行するきめ細かいサービスを行なったり、ひとり暮らしで話し相手のいないお年寄りに積極的に声をかけたり、仕事以外にもちょっとした雑用を引き受けたりと、身近なサービスと足元からのサポートを展開。外崎さんの誠実でまっすぐな人柄も手伝って、ひとり暮らしやお年寄りの多い町で少しずつ口コミで評判を呼び、需要がどんどん広がっていった。
同社の軽トラックは、1日の仕事を終えると特産のスイカやメロンで一杯になっていた。つまり、地域を巡回するなかでそれだけ多くの農家のお年寄りが「お礼のしるし」を同社の軽トラックに載せていくのである。その現象が、今では地域の一般的なスタイルとして定着。このエピソードだけでも、同社がいかに地域に愛され厚い信頼を寄せられているかがうかがえる。また、それに応えるべく、外崎社長の母親が毎年同じ時期に、郷土の縁起物のお菓子「うんぺい」を数日間徹夜して作り、社長がそれをメロンやスイカをいただいたお宅の玄関先に配って歩くことも同じように地域の恒例となっている。その時期になると社長が来ることを知っていて、地域の人が玄関先にスイカやメロンを置く家が急増する……という笑い話で盛り上がるほどだ。お互いに対する感謝の心がしっかりと根付いている証拠。これほど地域と深く関わり、慕われる会社はそう多くはないだろう。現在、同社が抱えるスタッフの人数は100名超。外崎社長が掲げる「義理と人情を大切に」の精神が社員一人ひとりに浸透し、和気あいあいとした活気みなぎる職場には、ぜひ仲間に加わりたいと地元の若者たちの声が後を絶たないほどの人気企業にまで成長した。地域住民と純粋に心と心を通い合わせていなければ、本当に必要ばサービスは見えてはこない。地域とともに歩みながら、お年寄りの頼れる「足」となるべくサービスの向上に励む同社のさらなる活躍が、一層楽しみである。もし、青森県内でスイカやメロンがどっさり載った軽トラックを見かけたら、そのトラックは「外崎運輸」に間違いない。スイカやメロンの数は、まさにお年寄りの笑顔の数そのもの。これからも、地域住民のたくさんの笑顔を載せて、「外崎運輸」のトラックは走り続ける。
(ライター/石崎緑子)
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