「癒しの空間 まごころ」の五十嵐美智恵代表
NPO法人日本臨床心理カウンセラー協会認定臨床心理カウンセラー、臨床心理療法士
日本ヒプノセラピー協会認定ヒプノセラピスト
日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザー
日本メディカルハーブ協会認定メディカルハーブコーディネーター
株式会社リアルビジョン契約カウンセラー
カウンセリング 初回2時間 6,000円
次回以降ケース内容に応じて2時間4,000円〜
催眠療法8,000円 コミュニケーション相談2時間3,000円
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自らの苦労を乗り越え
人の心の痛みに寄り添う
五十嵐美智恵さんは、長野市で『癒しの空間 まごころ』を開くかたわら、長野地方版市民新聞コラム欄「自己カウンセリングの勧め」連載(隔週)、長野地方FMぜんこうじ「自己カウンセリング」出演なども手がける臨床心理カウンセラー・臨床心理療法士である。
明るい人柄が人気だが、実はとても苦労の多い人だ。生後すぐに母親が他界したため、伯母夫婦のもとで育った。実父は失踪していた。学校ではいじめに遭い、高校進学も危ぶまれた。17歳のときに突然現れた実父の目的はお金の無心。怒りとやりきれなさで自殺を考えたこともあったという。
生きる希望を失っていたときに、五十嵐さんはある精神科の医師に出会う。その医師から言われたのが「これまでの苦労は財産になり希望になるから、今度はそれを人に与えなさい。試練を乗り越えて多くの人の心の痛みに寄り添えるだけの力が身につく」という言葉だった。五十嵐さんがカウンセラーを目指すきっかけでもある。
だが、非情にも苦労はそこで終わりではなかった。五十嵐さん自身が脳梗塞で倒れたのだ。一時は「立って歩けることはないだろう」と言われた中、五十嵐さんは懸命なリハビリを続けた。さらにそれだけではなくカウンセリングを学ぶ学校に通い、臨床心理カウンセラーの資格まで取得したのである。学校を無事卒業できるまでには、学校の教職員や友人、家族などさまざまな人たちの支えもあった。
これまでの経験を糧に、五十嵐さんはいま、悩みを相談に来る人の心に寄り添うことを大切にしたカウンセリングを行っている。そして、「病んだ心を治すのがカウンセラーではありません。自分を癒すことができるのは自分だけ。その人自身が『本当はどうしたいのか、どうなりたいのか』きっかけや、気付きに導く手助けをしたい」とその思いを語る。
(ライター/大原一宮)
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