有限会社 笠井水産 笠井専務
「みなさまに、愛情を込めて作った押鮨を、食べて旨さに感動し、綺麗なとんぼ玉を身につけて幸せな気持ちになってほしい。」
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障害者施設にも協力! 名産をコラボした鯖鮨は
丹誠込めた手作りで「心」が伝わる美味しさ
酢飯には旨味豊富でもちもちの石川県能登産のこしひかりを100%使用。それに脂がじんわり出てくるなんともジューシーなサバがのったサバ鮨が人気の『笠井水産』。「究極の酢飯」と言われる所以が、隠し味の、三大魚醤のひとつである輪島産の「いしる」だ。ふんわりとした優しく香ばしい香りとほのかな魚の旨味を表現している。「いしる」を酢飯に使うのは、他にはない初めての試み。魚独特のクセがなく毎日でも食べたくなるような、親しみ深い味わいだ。さらにサバ鮨の表面には加賀伝統の金沢金箔(食用)を張りつける、能登、輪島、金沢の名産がコラボレーションしたスペシャル鮨なのだ。
また、元々ものを作るのが好きで得意としている同社の笠井専務は、歯科技工士の国家試験にも合格した経歴のある職人肌。ひょんなことから、わずか数センチの中に美しい色文様が凝縮された小宇宙のようなガラス玉『とんぼ玉』に魅せられ没頭。その技術は小さいながらも効果的で美しいアクセサリーとして愛されている。
そんな同社の商品は、そのひとつひとつが心を込めた手作りだ。もともと水産業の卸業に従事し、数字ばかりを追いかけていた笠井専務。しかし、お客様に直接関わる仕事をしたいとの思いで、今の事業を開始した。そのきっかけは障害をもった3人目の子どもを授かったとき。障害をもって生まれながら、輝くような笑顔を魅せる子どもに心が洗われたという。障害者の就労施設にも協力し、食品販売を手伝ってサバ鮨を販売したり、サバ鮨の作り方を教えたり、また、とんぼ玉を転勤する先生にプレゼントしたりと、精力的に活動している。「心があれば行動が変わる、言葉が変わる、思いが伝わる」と、誠意を込めて作られる商品が、多くの人々の心を打ち支持を集めているのだ。
(ライター/前川定)
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