コーキング作業の質と効率をアップ
現場の声を形にした、評判の切断カッター
職人の確かな腕に、質の高い工具が揃えば鬼に金棒。
新しい工具は建設工事の在り方を新しいものにしてくれる。
今回、コーキング作業を高めると評判の新しい工具があると聞いて、取材を試みた。
外壁のひび割れや瓦の割れ、お風呂場の浴槽と壁面の目地など、部材の接ぎ目部分などの小さなすき間は、水漏れや空気漏れの原因になりかねない。それを防ぐための重要な工程がコーキングだ。その隙間が深い場合、スポンジなどバックアップ材を詰め込んで固定する。その際、定尺のバックアップ材を現場に持ちこみ、その隙間と同じサイズに切り分けるという作業が必要になり、手間と労力がかかっていたが、そこにスポットをあてた工具はこれまでなかった。
そこで、防水、FRP、瓦屋根、コーキングなどを行なう、職人集団『光防水』が、現場での体験を生かし開発したのが、『コーキング用バックアップ切断カッター』だ。これがあれば、コーティング箇所に詰め込むバックアップ素材の幅が合わなくても、現場で切ってすぐに使用できる。全面に目盛りがついており、カッターの刃がレールの上に固定されているので、自由かつスムーズに動かしてサイズ設定。特別なバネを使用し、厚いものから5㎜という薄くて切りにくい幅までキレイに切れる。片手でもしっかり固定できるので、足場など条件の悪い場所でも簡単。まさに、現場を想定した実用的な造りになっている。
また、カットしたバックアップ素材を持ち運ぶのに便利な専用の袋『バッカー専用ショルダー』も販売。口が巾着タイプで肩にかければ持ち運びラクラク。現場ですぐ使えるように、サイズ別の物をまとめて入れて使えるのがうれしい。カッターとセットで使いたい商品だ。
実際、これらの工具の使いやすさは好評で、工事の効率も格段にアップしたという喜びの声が上がっている。これからスタンダードな工具になることが期待される、見逃せない商品といえるだろう。
(ライター/前川定)
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