アジア各国に幅広い人的ネットワークを持つ野口社長。
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豊富なネットワークを活用し
中小企業の中国進出を支援
これから海外に進出しようと考える企業にとって、最初の一歩を踏み出すにはさまざまな課題がある。特に人材やコストの面で限りがある中小企業となるとなおさらだろう。そこで頼りなるのが『ノグチトレーディング』だ。同社は、豊富なノウハウと経験をもとに、日本企業の中国進出を支援してくれる。
その背景には、同社が積み重ねてきた豊富な実績がある。同社は、鉄鋼製品・機械から家具の輸入まで、多彩な物流貿易を手がけている。これまで、国内外のメーカーや商社とのパートナーシップのもと、日本の高品質な技術製品を世界へ、逆に海外の優れた製品を日本へ届け、日本と世界の架け橋になってきた。
同社はさらに、独自の製品・サービスの提供にも力を入れている。最近になって引き合いが増えているのが水処理分野だ。近畿大学の研究室で開発された高度水処理装置であり、特に中国でマーケットの拡大が期待されている。野口社長はすでに、北京の水博覧会への出展などを通じて積極的な活動を始め、多くの企業から好感触が得られている。同社の水処理装置が中国の各地で稼働する日も近いと期待されていたが、活躍の場は意外なところからやってきた。3月11日に発生した東日本大震災である。被災地ではライフラインが寸断され、きわめて苦しい状況になっている。中でも、飲料水の確保は切実な問題だ。そこで同社は近畿大学と連携し、被災地にコンパクト型の水処理装置を提供した。水道インフラの復旧が遅れているだけに、現地では大いに喜ばれているという。
ここまで、『ノグチトレーディング』の実績や取扱い製品の紹介をしてきたが、特筆すべきは、野口昌史社長の幅広い人的ネットワークだ。中国やベトナム、シンガポールなど、さまざまな国で、キーマンとの信頼関係を築いている。
成長著しい中国についても、『ノグチトレーディング』は、すでに数多くの支援実績がある。例えば中国での展示会に参加したいと思っても経験の少ない企業にとっては容易ではないだろう。言葉の壁、文化、商習慣の違いもある。それに対して同社では、自社の上海連絡事務所、北京連絡事務所と連携し、日本人スタッフが展示会への出展の申し込み、ブース・展示物の企画から実際の運営、帰国後の現地顧客候補のフォローまできめ細かくサポートしてくれる。もちろん、通訳や展示会ブース設営会社などともネットワークがあるので安心だ。これから中国でビジネスチャンスを拡大したいと考える企業にとって、ふさわしいパートナーといえる。
同社では今後、自社のホームページを大幅に刷新し、さまざまな情報提供を行っていく予定だ。ぜひチェックし、有益な情報を入手してほしい。
(ライター/大原一宮)
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