鈴木和喜院長
大正12年開業以来、地元の人々から熱い信頼を受ける『鈴木外科医院』の院長。医学博士、日本大学医学部消化器外科兼任講師、日本外科学会認定外科専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、検診マンモグラフィ読影認定医
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がんの定期検査はここまで楽になった!
予防医療のプロが行なう検診状況とは?
MP「患者の負担が少ない、がん検診の環境作りの充実ぶりは評判ですね。貴院の内視鏡検査では、ほとんど苦痛を感じないとお聞きしましたが、どのような方法で検査をされているのでしょうか?」
鈴木「当院では『新谷式内視鏡挿入法』を採用しています。鎮静剤を注射し、ほとんど眠っている状態で行ないます。また、腸を伸ばすことなく、腸を畳んだ状態で挿入するため、痛みを感じることもありません。所要時間は5〜10分程度ですし、起きたら終わっていたという方がほとんどですね。年間約500人の患者の方を診ていますが、痛くて苦しくて検査ができないという方は一人もいません」
MP「検査の前準備も工夫していらっしゃるそうですね」
鈴木「一般的には、洗腸剤を当日2000㏄飲んでもらうのですが、当院では、工夫をして、300㏄飲んで1時間後に1000㏄飲めばいいので比較的楽です」
MP「近年増加している乳癌の検査にも力を入れておられるようですね」
鈴木「マンモグラフィ撮影装置でレントゲンを撮ります。女医が必ず担当しますので、安心して受けられますよ。」
MP「がんは定期検査を受けることが非常に重要との事ですが、どのくらいの期間を目安にすればよろしいでしょうか?」
鈴木「胃内視鏡検査は1年に1回、乳がんの検診は2年に1回程度が適切です」
MP「日本人はまだまだ予防医療に対する意識が低いでしょうか?」
鈴木「そうですね。例え身内の方ががんになったとしても自分は大丈夫という感覚の方が多いです。しかし、例え、がんになっても早期発見してお腹を切らずにすめば、痛みも時間も費用も大きく削減できます。そして、なにより命が助かるのです。定期的に検診されることをオススメします」
(ライター/前川定)
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