『みくにシルバー館 暁』（イメージ）

平成23年10月法改正施行対象施設
サービス付高齢者向け住宅
『みくにシルバー館 暁』

グループ事業として介護を中心とした総合的な介護サービスを展開する「みくにグループ」。それぞれが有機的に連携し、高品質のサービスを提供している。今回、社会ニーズに応え、「サービス向け高齢者付き住宅」の『みくにシルバー館 暁』、お洒落なデイサービス『デイサービスセンター みくに小町』、『みくに訪問看護ステーション』と新たな事業を展開する。

　介護関連事業の「みくにグループ」を展開する「株式会社 フラップ」は、この３月に、「高齢者すまい法」（２０１１年10月施行）準拠の「サービス付き高齢者向け住宅」、『みくにシルバー館暁』をオープン。大分県では第一号となった。これは、バリアフリー構造を持ち、安否確認や生活相談などの入居者向けサービスを提供するなどの要件を満たした住宅に適用されるもの。「高齢者すまい法」は高齢者が安定して生活できるすまい作りを推進するために制定された法律だ。
『みくにシルバー館暁』では「サービス付き高齢者向け住宅」の要件を満たした上で、さらに食事付きで、医療体制を強化し、ターミナルケア、看取り看護までを行う。これらは様々な介護・看護の事業を行うグループ企業ならではのサービスだろう。「サービス付き高齢者向け住宅」には高齢者が入居するわけだから、いずれ介護が必要になる場面は多いだろう。単純に「サービス付き高齢者向け住宅」の要件を満たしているだけの住居だと、介護が必要になったら、ほかの施設に移らざるを得なくなってしまう。これでは終の住処としての役割を果たさない。『みくにシルバー館暁』では最後までみてくれるので、高齢者は安心して終の住処として入居できるのだ。高齢者へのサービスがそろっている「みくにグループ」ならではの施設だ。料金は厚生年金であればゆとりを持って利用できる。生活保護の高齢者も利用できる金額だ。
　この『みくにシルバー館暁』に併設するのが、『デイサービスセンター みくに小町』だ。デイサービスというと高齢者が子どものように扱われたりと、尊厳が傷つけられるイメージがあるが、『デイサービスセンター みくに小町』はそんなデイサービスのイメージを一新する。おしゃれなヨーロピアン風の雰囲気で、スタッフの制服もカフェのよう。着飾って出かけたくなる施設だ。今の若い方でもこれなら将来利用してみたいと思うだろう。文化サークルも日替わりで、英会話教室やリフレックスマッサージ等があり充実している。特筆すべきは、抗酸化作用を持つ低温の温浴、「陶板浴」の設備を導入していることだ。湿度が低いので服を着たまま利用でき、心身がリラックスする。健康維持や疲労回復で利用する方が多い。テーマは「おもてなしの心」で「施設利用者」としてではなく、お客様として対応していくという。
『みくに訪問看護ステーション』は２０１１年12月に始めたサービスだ。在籍する看護師が24時間対応で、在宅や施設の医療対応が必要な高齢者の医療サービスに回るという。
「みくにグルーブ」では、従来より、『訪問介護ステーションみくに』『居住介護支援センターみくに』、在宅配食サービス『みくにフーズ』、住宅型有料老人ホームの『みくに豊陽館 大在』と『みくに扇館 大在東』、高齢者円滑入居賃貸住宅『みくにケアマンション 風雅』（今回の法施行で「サービス付き高齢者付き住宅」に統合予定）を展開してきた。これら従来のサービスに新しいサービスが加わったことにより、高齢者に向けてよりトータルな介護・看護と生活のサポートを行っていく。「みくにグループ」の今年のテーマは「想愛」。介護であっても、人間と人間の付き合いができる関係をもち、在宅中心のサービスで、高齢者には一日でも長く自宅で過ごせるようにしていきたいという。
（ライター／本名広男）

株式会社 フラップ

TEL／097-547-9150