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モジュラー式で組み立てが一人でも簡単に行える安全柵
『X-Guard』。
代表取締役 渡辺敏社長
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自動化による社会の豊かさをミッションとし
現場環境の整備機器を提案する
終戦からまだそれほど時間が経っていない貧しい時代のこと、「キャプテンインダストリーズ」の渡辺敏社長は、当時勤務していた会社で輸出担当を希望、海外市場の開拓のためアメリカに向かう。そこで渡辺社長は、アメリカの豊かさを目の当たりにし、その物量的な豊かさ、民主主義を実現する心の豊かさをこの日本でも達成する為にはどうしたらいいのかということを考えるようになる。
やがて自動化、オートメーションを実現する事だと思い至るようになり、「キャプテンインダストリーズ」設立時に、オートメーションに関わる様々な機器を輸入することから始めることを方針とし、会社のテーマに、「A for A」を掲げた。最初のAは、オートメーション。次のAは、アフリュエンス、豊かさ。日本語で言えば「豊かさを目指しての自動化」なのだ。
そのオートメーションの工場の安全面を支えるガードの商品として、組み立て式安全柵『X-Guard』も「キャプテンインダストリーズ」の主要な商品だ。この『X-Guard』は、規格化され、大量生産でコストダウンが図られている。また、基礎技術がしっかりしており非常に合理的に造られ、自由設計で様々なレイアウトが可能。もう一つのポイントは、スナッパーワークスというソフトウエアがあり、現場に合わせ、3D画像で仕上がりレイアウトを確認することができる。同社ではこれから『X-Guard』に見られるような工場環境に対する安全基準に関わる仕事や商品を今後更に展開していくという。
(ライター/本名広男) |
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