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塾長 根保博仁氏
学問の楽しさと成績アップを兼ね備えた指導を目指す。全国の『授業スキルコンテスト』で優勝経験があり、その指導力に定評がある。
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お寺を再び文化発信の場へ
石川県発の地域密着型進学塾は現代版寺子屋
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」とおなじみのフレーズを暗唱しているのは、何と小学校5年生と6年生。石川県金沢市郊外のかほく市にある、お寺の本堂横の部屋を教室にした、ユニークな塾の授業場面だ。「知りたいという気持ちに歯止めをかけないのがポイントです」と、根保博仁塾長は語る。この『進学塾寺子屋本楽寺』は、わずか開塾2年で「学年10位内が続出」と評判を呼び、60名を越える生徒が通うようになった人気塾だ。生徒の知的好奇心を大いに刺激するような指導の結果、「勉強が好きになった」「子どもが自ら進んで勉強するようになった」と生徒・保護者から喜びの声が絶えない。根保塾長は、全国の個人塾を対象の『授業スキルコンテスト』で優勝経験があり、その指導力はお墨付きだ。同塾は小5~中3が対象で、各学年定員に達し次第入塾待ちになるので、随時詳細はブログをチェックしていただきたい。また同塾では、映画を使って現代を考えさせる授業を行ったり、地元のプロミュージシャンを招いて、御堂でコンサートを行ったりと、活動もユニークだ。
「かつてお寺は地域に文化を発信する場所でした。学問の楽しさと、芸術家たちが人間をどう捉えたかを伝えることで、もう一度お寺を、魅力的な場所にしていきたいです」
さらに「国語と社会の指導が得意なので、将来何らかの形で全国の子供たちに指導をしていきたい」と思いを語ってくれた。業界や地域の枠を超えた活躍を期待したい。
(ライター/奈須美子) |
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