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アットホームなお宿で広がる国際交流の輪
素泊り お一人様 5,700円〜
チェックイン 何時でもOK チェックアウト 10:30
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京の宿の女将の古代エジプトへの想い
古代エジプト人の「愛の歌」を出版
京都御所の東北、閑静な住宅街にある旅館『梨の木』の近隣には、大学や国際会議場があり、女将さんが英語を話せるという事もあり海外からのお客様も多い。女将さんはエジプトの歴史に造詣が深く、旅館の一室で古代エジプト語であるヒエログリフを読む勉強会「アンク・ジェト」を始める。多くの講師陣によってヒエログリフの入門、中級、上級と様々な形で勉強が行われ、また、スライドや写真を交えたエジプトに関する発表、旅行体験、発掘体験、エジプト人によるアラビア語勉強なども実施してきた。 現在はNHK京都文化センターにて、勉強会が行われ、30年目を迎える。
この「アンク・ジェト」のメンバーの一人が、約3500年も前のパピルスに書かれた愛の詩が残っていることに感動、言葉の一つひとつを追い、分かりやすい日本語に訳し、2005年に「古代エジプト 愛の歌」として出版した。全53篇の詩には、当時のエジプト人の切ない想い、いじらしい想い、悔しい想いなどが率直に綴られていて、現代人にもその心が伝わってくるものだったという。今回、この書に解説を付けて出版したいと、「アンク・ジェト」のメンバーたちが書き上げ、新たな書「ヒエログリフで読む 古代エジプト愛の歌」として2012年5月に出版された。テキストを単語に分け、読みと意味を併記した仕上がりは、古代の象形文字への好奇心で手にする人から、上級の学習者の要求までを満たす、格好の解説書となっている。
(ライター/本名広男) |
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