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『たなか眼科医院』
理事長・院長 田中謙剛氏
医学博士・日本眼科学会認定眼科専門医
涙道閉塞治療、顔面痙攣ボツリヌス治療、眼科一般(白内障、緑内障、網膜剥離、眼瞼疾患)治療
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顔に傷が残らない、涙嚢鼻腔吻合手術
流涙症が「鼻内法」で、日帰り手術が可能に
目に潤いをもたらしてくれる涙。でもそれが過剰に溢れてきたら、それは「流涙症」かもしれない。ひどくなると、慢性涙嚢炎や、急性涙嚢炎を引き起こすことがあるので、早い治療が必要になる。
この「流涙症」で悲しくもないのに、「楽しいお話をしている最中にも涙が溢れてハンカチが手放せないので困っています」という女性が非常に多くいるのだ。従来の治療は、入院して、全身麻酔をかけ、涙の袋(涙嚢)と鼻腔内とを繋ぐ手術を行っていたが、患者さんの顔にカタカナの「ハ」の傷跡(瘢痕、肉芽)が必ず残ってしまっていた。身体に負担が大きい全身麻酔は受けたくないし、長く入院もしたくない、特に「顔に傷が残るのが一番嫌だ」と思うのは、誰でも同じ事。そこで考え出されたのが、涙嚢鼻腔吻合手術の「鼻内法」なのだ。『たなか眼科医院』で行っているこの手術法は、「お顔の皮膚を切開しない」ので、全く傷が入らない。傷は鼻の中だけですむ。しかも日帰り局所麻酔でご高齢の方でも歩いて帰れるのだ。治療に尻込みしていた方にとって、「鼻内法」による涙嚢鼻腔吻合手術は大いなる福音となる治療なのだ。
(ライター/本名広男) |
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