農業を支援するために
新商品でビジネスチャンスを
「『ベイショップスマイル』は、この『発芽白米ベイヘルシー』の展開を考え、米の業界での次の一手として作った店なのです」と語るのは「ニューエンジ」の入良次代表。
入代表は、数年来、農業の未来を考えてきた。その答えの一つとして、農業の世界に貢献できる製品作りを模索して完成にいたったのが、『発芽白米ベイヘルシー』なのだ。
この『発芽白米ベイヘルシー』は、パーボイルド製法を応用した新商品。パーボイルドはアジアを中心に行われている長粒米の籾摺り時の割れを防ぐ伝統的加工法だが、日本の短粒種の米は籾摺りしても割れないのでパーボイルドは必要ないと思われていた。しかし、入代表が着目したのはその製法での栄養価。元来、玄米は完全食とまでいわれ、栄養豊富だが、精米して白米にすると多くの栄養価が失われる。しかし、一般的に玄米のままではその食べづらさから敬遠されている。パーボイルド製法であれば白米に米本来の栄養をしみ込ませることができるので、白米の美味しさのままで栄養を取ることができるのだ。さらにもう一工程加えることで、米の発芽時の栄養も加えられる。
「将来的には、各地方に拠点となる店を協力していただける方にフランチャイズ契約をして、『発芽白米ベイヘルシー』を販売していただきたいと思っています」と話す入代表は、この美味しく栄養価に富んだ新しい商品を次の一手として販売構想を実行に移し、想いを実現する一歩を踏み出した。
(ライター/本名広男) |