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特定非営利活動法人『サポートグループ ほわほわの会』
代表理事 宮﨑充弘
大阪市出身。高校卒業後、福祉関連の専門学校を経て福祉業界に。ボランティアグループ「ほわほわの会」での活動が広がりをみせ、現在は多数の委託事業とNPO事業を運営するNPO法人『サポートグループ ほわほわの会』の代表理事を務める。
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支援現場の作業を標準化し
障がい者を支える活動を活性化
『サポートグループ ほわほわの会』はNPOとしての民間の事業と、指定を受ける委託事業の2つの事業を運営し、障がい者の地域への参加と暮らしやすい生活の実現を目指して活動を続け、介護・支援の事業を通して地域の輪を広げてきた。今回『サポートグループ ほわほわの会』が開発したのは障がい者の介護・支援の現場で使用する支援ソフト『すま〜と』だ。これは、支援の現場での事務等の作業を標準化することにより労力の軽減化を図り、スタッフ間の支援情報とノウハウの共有化ができるもの。
自治体からの委託の介護や支援事業には、行政の指導・監査が入るため、事業者は日々の支援記録などの書類を整備しておかなければならないが、これまで各事業者の施設によって記録用紙のフォーマットがバラバラだったため、このパソコンのソフトの開発が行われた。
このソフトでは、相談の受付表から支援計画、ケース記録を作成でき、施設やグループホーム支援者がチームとしてノウハウを共有し、よりレベルアップした支援を目指す為のツールだ。このソフトは、記録をして終わりではなく、例えば、管理者がスタッフの動きを把握できる。また、利用者の夢や、したいことの実現等を記録して分析できるようなシステムになっている。
支援の現場業務は過酷なことが多く、疲弊して去る人もまた多い。そのような状況を改善し、また事業者間でのノウハウの共有を図る目的もあるのだと開発者の、『サポートグループ ほわほわの会』代表理事宮﨑充弘氏はいう。
(ライター/本名広男) |
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