物件選択にはお客様目線が大切
エコを取り入れたリゾート物件もその一環
『AQUA RESORT』で扱う不動産業務は、居住用とリゾート用の売買を中心とする。仲介とは異なり、社長である佐藤裕樹氏自身が気に入った物件のみを扱える面白さに加え、顧客には最適なタイミングで提案できるので顧客満足度の高い取引が行える。自分が気に入らない物件というのはやはり買い手が見つからない。顧客目線での提案が重要だという。
この時世でリゾート物件を扱うのは難しいのではないかと思うが、不況で一番値下がりするのはリゾート物件。リゾートマンションはバブル経済当時に投資目的も含めて多く分譲されてきたが、その後のバブル崩壊によって価格がこなれてきた。中には自動車並の価格で購入できる物件もある。
「そういうタイミングで興味をもつ方が増えてきて、取引も増加するようになってきた」と、佐藤氏。夢だったことが、価格が下がってきたことにより手が届くようになってきたわけだ。『AQUA RESORT』では、このリゾート物件に、エネルギー効率を考えた外壁塗装や、屋根リフォームなど、「エコ」と「バリアフリー」を取り入れた住みやすいリフォーム・リノベーションを提案する。
佐藤氏は「リゾート物件とエコは対極的なイメージがあるのでそういったことを取り入れている会社はあまり多くないのでは」と語る。
不動産の取引における顧客の満足度の為に必要なことを佐藤氏は次のように語る。
「不動産業界においては、建築の知識だけではなく、民法や税法などの法律から、融資などの金融面に至る幅広い知識が必要になります。お客様の満足のためには日々の勉強が不可欠。それを忘れずに、お客様には最善のサービスを提供したいと思います」
(ライター/本名広男) |